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Channel: スポーツナビ+ タグ:各国代表
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ボールが行方不明オランダ対トルコ

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インターナショナルマッチウィークです。各国はワールドカップ予選を行うわけでありますが困ることは、データサイトはこれに関与しないので、書くときの情報材料に乏しくなります。困ったね。自分で作るのも面倒だよね。ヨーロッパ予選は、GAORAがオランダとドイツの全試合放送を決定。素晴らしい。 http://www.gaora.co.jp/info/news/543非常に素晴らしい。どっかの放送局がスペイン代表の試合を全試合放送しないのに比べて非常に素晴らしい。で、最初の試合、オランダがアムステルダム・アレナにトルコを迎えた試合は、アリエン・ロッベンが仕掛けて得たコーナーキックからロビン・ファン・ペルシーが得点し、試合終了直前相手CKからのカウンターでルシアーノ・ナルシンが決めた試合でした。 http://www.fifa.com/worldcup/preliminaries/news/newsid=1697312/index.html勝負のカギになったのは、ロッベンがドリブル突破してチャンスは作ろうとしたものの点が取れそうに思えないオランダと、アルダ・トゥランを中心に得点できそうな雰囲気を持っていながらもゴールが遠かったトルコの違いです。特にアルダがインジからヴィレムスからボールを奪って、インジをちぎって、1対1だったシーンは決めておいて貰いたいシーンでした。コメント投稿者ID : OOH00007795さん指摘ありがとうございます。間違えていました。ちなみにインジの一番危うい場面はその前のあわやオウンゴールのシーンでした。そっちのほうが驚きシーンだったです。GKとのミスコミュニケーション。というわけで試合の細かいあれこれ。「まず何よりも勝利が重要」とは勝ったルイス・ファン・ハールの弁ですが、「ボールが行方不明」という通りオランダはボールを繋げることがヘタでした。バックラインといえば、あまりに簡単なスキームから失点したユーロ2012でしたが、そこから代えて入ったブルーノ・マルティンス・インジもとても良い選手とは思えず、一般的にオランダのDFとして思い起こされるフランク・デ・ブールのような存在の選手が今ではいないことが理解できます。なによりですね、驚きはアヤックスの選手の少なさです。このチームのセンターバックといえばベルギー人のヤン・ヴェルトンゲン、その前がベルギー人のトマス・ヴェルマーレンといわゆるアヤックス・ベルギー支社の人たちが支配している格好になってしまっていたことですね。それにしても呼ばれた面子はフェイエノールトが多い(実質はアストン・ヴィラに移籍したロン・フラールとマラガから帰ってきたヨリス・マタイセンということだが)という格好は何か違和感を感じる。PSVもバックラインではレフトバックのイェトロ・ウィレムスだけ。ライトバックのリカルド・ファン・ラインですが、彼よりも名前と実績があるのはグレゴリー・ファン・デル・ヴィールですが、彼はちょっとあって今回は招集外。まぁとりあえず、現在のフットボールで重宝されるバックラインから長いボールを味方にぴったりと合わせられるセンターバックがいないのでした。往時のオランダといえばデ・ブールからウィング、特にマルコ・オーフェルマルスに長いパスが通って盛り上がるわけですが、それがありませんでした。尚かつ、バックラインから中盤の中央にパスを通すことすらトルコの守備網がしっかりと準備をしていたので結局ウィングにパスを渡して「ドリブル突破をお願いします」状態でした。それでも突破してチャンスを作ってしまうロッベンは素晴らしいですが、それでチームの状態が良いと言えるのかと。その逆にトルコは、バックラインから良いボールを供給できる選手が一人いました。ドイツ生まれのオメル・トプラクという選手で非常にスペースを見つける能力がよろしく、25m超のパスを何本も通していましたし、仮に通っていなくても意図が分かる、そんな選手でした。相変わらずバイエル・レバークーゼンというチームはスカウティングが素晴らしい。攻撃もアルダ・トゥランが色々な場所に顔を出して攻撃のチャンスを作っていたわけですが、肝心要のアタッカーが十分ではありませんでした。トゥールーズではイマイチだったウムト・ブルトしかり、移民の人たち、トゥナイ・トゥルン、セルカン・サラレル、メヴリュト・エルディンク、それぞれゴールが遠かった。あとはキャプテンになっていた懐かしい顔、エムレ・ベロゾールでしたが、イマイチでしたね。ヌリ・シャヒンに交替しましたが彼もイマイチでした。中盤のあのポジションが屋台骨にならないとやっぱり良い結果は望めないかと。 RvPの得点が入るまでは、これはトルコかも、と思いましたが、やっぱりなんだかんだいって、得点するRvPって凄いなと。それが感想です。戦術的な収穫もなく、選手の収穫もオランダ側にないという結果でした。そういえばアヤックスの中心選手ってデンマーク人だったりアイスランド人だからなぁ。バックラインの中心は今もベルギー支社のトビー・アルデルワイレルトだし。こういう状況だと招集メンバーを考える方は大変だよなぁ。 4-3-3を基本として戦う予定、これに見合った戦力を各チームが「オランダ人で」整えてくれとは到底言えないし。どっかの極東の島国と似ている、世界レベルのセンターバックがいない。

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